1,500万人のベトナム人が精神疾患を患っている：保健省

医療予算の2％程度しかメンタルヘルスに割り当てないという、基本レベル以下の劣悪な投資の直接的な結果

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15 mln Vietnamese afflicted with mental illnesses: health ministry

約1,500万人のベトナム人が精神的な病気に苦しんでおり、中でもうつ病と不安神経症が上位を占めていると保健省副大臣のトゥアン氏が述べました。

世界精神保健デー（10月10日）を記念する月曜日の会合で、トゥアン氏は、ベトナム人の約14.9％が精神的な病気に苦しんでいると述べました。

ベトナム人の多くは精神疾患というと統合失調症を連想しますが、実際には統合失調症は人口の0.47％しか患っていない、と彼は付け加えました。

うつ病や不安神経症は人口の5〜6％、その他に双極性障害やアルコールによる精神疾患があるとのことです。

子どもの人口の12％が精神障害に苦しんでおり、300万人以上の子どもたちが精神保健のサポートサービスを必要としていることになります。

トゥアン氏は、「誰でも人生のある時点で精神疾患にかかる可能性があります。精神障害を持つ人の多くは、適切なメンタルヘルスサービスを受けられない可能性があります。精神障害者の29％、うつ病患者の約3分の1しか、公的な精神保健支援を受けられない」と、述べています。

「これは、各国が医療予算の2％程度しかメンタルヘルスに割り当てないという、基本レベル以下の劣悪な投資の直接的な結果です」と、付け加えました。

医療サービス管理局のクエ局長は、精神疾患には正確な原因がないのが普通で、多くの場合、生物学的、心理学的、環境的要因の結果である、と述べました。

幼少期のトラウマ、差別、薬物乱用などはすべて精神障害の引き金になり得ると、彼は付け加えました。

「精神疾患は、他の疾患と同じです。精神障害は他の病気と同じように診断され、治療される必要があります。そのため、人々は精神障害に対する意識を高め、差別と戦う必要があります。誰もが自分の精神的な問題を認めることをためらっています」と、クエ局長は述べました。

ベトナムでは、省レベルの医療施設や中央の施設にのみ、精神科があり、ケアや治療が行われています。

治療法は通常、薬物療法のみで、カウンセリングや心理療法などの他の方法は十分に開発されていません。

ファム・ミン・チン首相は、国民のメンタルヘルス問題と戦うために、2022年から2025年までの非感染性疾患およびメンタルヘルス障害を予防する国家計画を承認しました。